100%しっくりの自分らしい働き方の答えが見えた瞬間の実例と解説
30代の女性のクライアントさんの実例を元にお伝えします。
自分の働き方にモヤモヤしていたところ、知人紹介で講座に参加して頂きました。
講座参加後、個別フォローセッションを行いました。
その方は、いまの仕事や働き方を変えることに迷っているようでした。
いくつか選択肢がある。
でも、どの選択肢もしっくり来ない。
「でも100%の条件はないと思うので・・・。」
と言います。
そう言うんですけど、すっきりしない顔です。
70%じゃしっくり来ないんだと思います。
いくつか頂いてるお話(オファー)はあるそうで。
でも、
「できる自信がない」
「過去の自分から、できるイメージが沸かない...」
と、言います。
どういうことかと訊くと、
「やりがいや、新しい挑戦がしたけれども、没頭してそれだけになっちゃう」
んだそうです。
別の選択肢(仕事)もあるそうで、
そっちだと、”そこそこのやりがい”を得ることはできると思う。
そのイメージは沸く。と。
めちゃくちゃチャレンジングな仕事でなければ、そこそこのやりがいを得られる想像はつくそうなんです。でも、なんか不満足そう・・。
というのも、この方ご結婚されていて、お子さんをつくることを望んでいます。
1年後くらいには産みたい。
子どもも欲しい。子育てもしたい。
でも、いま転職をして、1年くらいで出産をすることはわがままじゃないか。
何よりも、ブランクができたり、まだ子どもが
小さいうちは仕事もセーブしなければいけないのではないか・・・。
というような葛藤を抱いていることがわかりました。
(この間は、一切のアドバイスをせずに、ただ白紙で聴きます)
その後ももう少しお話を聴いたと思います。
<ポイント①>
ここで、自分の本当に大切にしたいことを見つけるための第一のポイントがあります。
現状の自分の頭と心の中にあるものを、ありのまま出すということ。
ありのままです。
このありのままってのが、できないんですよーー。
できないですよね?ありのままに、悩みや本音を出すって。
どっかで、「でも」とか、「こうすべき」とか、「そんな風に考える私はダメだ」とか、考えちゃうでしょ?
でも、ありのまま出せることで、現状を正しく見ることができます。
どうしてこれが大切なのかというとですね、
悩んでいる人のほぼ100%が、
自分が何に悩んでいるのかわかっていない
という問題があるからです。
解決すべき問題そのものが無自覚なわけです。
このクライアントの場合は、
仕事のやりがいと、出産子育てとの両立に葛藤を抱えていました。
もう少し詳しく言うと、
めちゃくちゃやりがいを持って仕事がしたい!
でも1年で子どももつくりたい!子育てもしたい!
でもそんなことは無理。そんな理想は存在しない...。
どう妥協するのがいいんだろう・・・
っていう感じだと思われます。
まずここを整理できて扱う課題が明確になると、
解決に向けて大きく前進します。
逆に、一生懸命解決しようとがんばっていても、
本当のテーマ(問題)じゃなかったケースがよく起こるんですよ。
そうして、次の核心的な質問を投げかけると、
事態はまた一歩大きく進みました。
ポイントは2つあります。
みんな、この大事なポイントと真逆のことをやっちゃってるんですよね。
この方に意識してもらったことが2つあります。
1つは、「考えない」こと
もう1つは、「自分と対話する」こと
です。
みんな、がんばってがんばって考えるんです。
でも、考えると答えは逆に出てきづらくなるんです。
どうしてかというと、考えるのは”頭”だからです。
頭=思考であり、つまりは”意識”です。
意識よりも無意識の方が、一説によると2万倍もエネルギーが大きいと言われています。
つまり、頭で思考できる”意識”の領域はたった2万分の1でしかないわけで、悩みの答えはその無意識の領域に存在しているんです。
だから、一生懸命考えても、答えがわからないんです。
こういう理屈です。
だからコーチングでは、「考えないでくださいね~」って言うんです。
それと、「結果にこだわらないでくださいね~」
「結果、なんにもわかんなかったなぁ~、ってなっても、まあいっか、くらいの気持ちでいましょう~」
って言います。
その方が、逆にいい気づきやひらめきが得られるんですよ。
言われた本人は、「考えないって…??」っと困惑するんですけど、
気楽にゆるく対話していくと、どんどん沸いてきます。
コーチはクライアントに良質な質問を投げかけます。
大切な気づきが沸いてくる良質な質問です。
そして最良の聞き手でもあります。
ただ、コーチングってコーチとクライアントの会話なんですけど、対話の相手は本当はコーチじゃないんです。
じゃあ誰と対話するのか?
自分なんです。
自分で自分に問いかけて、気持ちに寄り添って耳を傾ける。その声をありのまま聴く。
っていうコミュニケーションなんですよ。
この感覚を知れて、習慣づくと、
人生変わりますよ。ホントに!
そんな感じで話をしていたら、魂が喜ぶような自分が本当にやりたいと思えることが沸いてきて、ワクワクして温かい幸せな気持ちになったんです。
「こんなこと出てきた初めてです。私ってこんなこと考えてたんですね。」
という言葉が出てきたというわけです。
【大事なことまとめ】
本当にやりたいこと、本当に自分らしい働き方を見つけるには、頭で考えて答えを求めない。
考えるのをやめる。
繊細に感じる。
本当に大事な答えは、”意識”の頭(思考)ではなく、”無意識”の感覚の中に潜んでいるものだから。
◆ 個別コーチングを受けて、満足度は?
A..とても満足
◆ 「本当に自分らしい働き方」は見えてきましたか?
A.見てきた!
◆ 講座とコーチングを受ける前は、どのような状態でお悩みでしたか?
A.自分が好きなこと、そもそも好奇心が何にわいているかもわからなってきてたので、他の人はどういう風に自分の人生を決めているのか知りたいと思っていました。
◆ コーチングを受けてどのような変化がありましたか?
A.自分の知らなかった自分を知った方な気がします。
私にしかできないことをしたいって思っていた自分に驚きでした。
自分に問いかけて自分から答えが出て来るとは思ってなかったので、今日出てきた答えを大事にしていきたいと思いました。
◆ どんな人に、この個別コーチングを勧めたいですか?
A.自分と同じように何が好きかわからなくなっている人に勧めたいです。
(掲載承諾済み)