「置かれた場所で咲きなさい」にある落とし穴②
前回のエントリー、『「置かれた場所で咲きなさい」にある落とし穴』では、
会社を辞めようか迷っている人が、「置かれた場所で咲きなさい」という言葉が胸にあり、
「いま辞めるのは逃げなんじゃないか」と悩んでいた。
それで、コーチングセッションでよくよく話を聞いて僕が思ったことが、
「もうすでに咲いているなんじゃない?」と思って、そう伝えたところ、
「!!!!?」
と、めちゃいいリアクションをしてくれた、ということでした。
読んでみて、みなさんはどんな気づきがありましたか?
僕は、この話から二つの落とし穴、教訓があると思いました。
一つは、すでに花が咲いていても見ようとする目がなければ、
咲いていることに気が付かないということ。
咲いていないという思い込みがあるわけです。
反省好きの日本人に多いですね。
できている部分を見ようとせず、できていない部分の方を見ようとする心のクセがあるんです。
長所よりも短所、
達成よりも失敗、
褒められたことよりも叱られたことの方を、見てしまう。
それだといつまで経っても花が咲いたことに気づかず、そのまま枯れちゃいそうですね。
二つ目の教訓は、
今いる場所で咲かなきゃ。
いま辞めるのは逃げだから、もっとがんばらなきゃ、
と思っているのを、
挑戦しない言い訳にしているということがあります。
他にやってみたいことがある。
という気持ちが本当はあるのに、怖いから見て見ないふりをしているわけです。
怖れを避けるには、何も変えないことが良いですからね。
それに、本当に本当に花を咲かせようと思っていたら、必死に頑張るはず。
まだ咲いてないなんて悩む余裕はありません。
この二つの落とし穴があるのではないかと、僕は考えました。
「置かれた場所で咲きなさい」という言葉、いい言葉だけれど、
解釈によってこんなに変わるんですね。難しいですね。
だけど、難しく考えちゃうとわかんなくなっちゃうから、
わかんなくなったら、それ以上考えなくてもいいと思います。
どうするのが正解なんてないから、
自分の直感を信じて生きればいいと思います。
好きな方を選べばいい。
与えられ環境で、一生懸命がんばること。
自分で選んだ選択に責任を持って、一生懸命がんばること。
どちらも自分を信じて。
そう思います。