けっこうメディアにも出ていて、僕も以前テレビで観たことがあって知っていました。
すぐに完売する人気の飲食店です。
飲食店って、忙しくて休みがないってイメージありませんか?
実際その通りです。
夜遅いし、休みは少ないし、
「好きじゃないとやってられない」
って、飲食業の人は言っています。
でもこの佰食屋の従業員は18時には家路につきます。
そして利益も出しているんです。
一日100食限定。
だから佰食屋(ひゃくしょくや)。
売れ切れたら閉店。
従業員は18時には帰れる。
大儲けできるわけではないけど、
大手百貨店から転職してきた人に変わらない年収を出せているそうです。
人気店なので、お客さんは確実に一日100人以上いるんですよ。
でも、101人目以降のお客さんはお断りするってことになる。
期待に応えないんです。
お客様に合わせないんですよ!
自分優先!
自分優先!
このお店、働き方ができるにあたって、
経営者の中村朱美さんは、一番優先することを決めました。
つまり、最もこだわりたいことです。
それは、
「家に帰って家族と一緒に晩ごはんを食べること」
家族と夜ご飯を食べるってことが、仕事で犠牲になるのが当たり前ではない、と思ったんですね。
で、家で家族と一緒に晩ごはんを食べるにはどうすればいいか?
と考えて考えた。逆算して働き方を創っていったんです。
飲食業界未経験。
「いつかレストランを開きたい」という夢を描いていた中村さんの夫が完成させた「ステーキ丼」を看板メニューに、10坪で14席の定食屋『佰食屋』を開業しました。
18時には家に帰りたい。
ちゃんと利益も出したい。
こう、わがままを追求した結果、佰食屋と働き方ができたんです。
中村朱美さんはこう言います。
「みんな目の前のことにとらわれすぎている。なんでお金が欲しいのか根本を考えたほうがいい。自分が死ぬまでの想像力を働かせてどのように生きたいか。子どもを大学に行かせるためにお金が必要? でも15年後の世界は、大学を出ていることが重要視される世界なのか? それよりも子どものときに一緒に遊んでほしかったと言われるかもしれない。こうして“当たり前”と思われている固定観念を取り払って、みんなが真剣に考えていく。」
「重要なのは“自己決定権”。自分がやりたいことを、自分自身で選んでやる。それが日本の社会にとって、それぞれにとって必要なことだと思っています」
響きませんか?
自分らしく生きるために本当に大切なことを伝えてくれています。
ぼくも講座やコーチングセッションでよく伝えています。
「わがままになって、誰かに喜ばれよう」
「できるかどうかじゃなく、どうしたい?」
「本当に自分らしい仕事・働き方は、探すものではなく作るもの」
「自分の人生を自分で選択する」
ぼくなりの学び、解釈は、
わがままなゆずれないことを明確にすること。(=自分軸)
理想の働き方は、自分で創るもの。
求人情報にはありませんよ。
それと、理想の働き方を創るっていっても、
何も起業とは限りません。
今いる会社でだって、働き方を創ることはできるだろうし、
転職によってかもしれない。
副業でかもしれない。
自分で創ろう、という決意があるから、
道が拓けるんですね。
不可能だと思っていれば、その可能性は見えてこない。
佰食屋はその教科書のような事例ですね。
あなたは、ここからどんなことを学びましたか?