「特に不満はない」という人の何がいけないのか?
自分らしく働けていない人の特徴として、
今の仕事に、「特に不満を感じていない」と言う人がいます。
それと同時に、「特に楽しくもない」とも言います。
実際にいました。
こういう人って、けっこう多いです。
一見ね、安定しるんですよ。
だた、これって、どうなんでしょう?
あなたはどう思いますか?
これって良いことなんですかね?
仕事が苦痛、っていうのよりは良いんじゃないの?
って言う人もいるかもしれませんね。
これが落とし穴です。
これはあまり良いことではないんです。
自分らしく働けていないし、能力も発揮できず、幸福度も高くない。
自分らしい人生の実現も、望むお金を得ることもできないんです。
決定的に、良くない脳の使い方をしてしまっています。
「苦痛回避系」の脳の使い方になってしまっているんです。
嫌だっていう「マイナスの感情」を味わわない代わりに、嬉しいとか楽しいとか感動っていう「プラスの感情」も味わえいないんです。
これだと、幸福な自分らしい働き方ができません。
どうしてこうなってしまうのか?
さて問題。
「ネガティブ」は、良いモノでしょうか?悪いモノでしょうか?
答えは、どっちでもありません。
でも多くの人が、「ネガティブ」な感情はダメなものと捉えています。
僕もその一人です。悲観的な考えとか、自分を責めたりすることなどを、ダメだと思ってしまうときがあります。
あなたはどうですか?
ネガティブを悪いモノと捉えていませんか?
ネガティブは良くない、
直さなくてはいけない、
という信じ込みがありませんか?
でもね、それは違いますよ。
ネガティブを知っているからこそ、ポジティブを感じられるんです。
たまに風邪をひくと、健康のありがたみを感じますよね?
いま、自由に外出したり遊びに行ったり、旅行に行ったりと、できないから、自由に行動できる貴重さを感じられますよね。こんなことがなければ、感じていないことです。
それと同じです。
ネガティブは自分の喜びを教えてくれるものなんです。
苦労とか葛藤があるから、感動があるわけです。
だから、苦痛回避系の脳の使い方がクセになっている人は、仕事でも冒険せず家の中に閉じこもってどこにも出かけない状態になってしまっています。
ネガティブな感情を味わわない代わりに、喜びも得られていない状態になってしまうというわけです。
仕事で全力を出さない、チャレンジをしない、夢を持たない。
こういう生き方は、味気ない仕事や人生になります。
ですから、ネガティブを悪いモノ、自分を苦しめるものと決めつけるのを、止めてみませんか?
失敗とか挫折は、人生に苦痛をもたらすものだという信じ込みを、止めてみませんか?
その信じ込みに気付き
止めてみるだけで、
世界は変わります。
あなたの仕事や働き方を幸福にするために、
世界を変える必要はないんです。
もしあなたが、
会社、人、景気、
そういった外部環境のせいで、
不自由さを感じているとしたら。
その不自由さは自分の信じ込みの産物です。
真実ではありません。
何かのせいではないんです。
自分らしく力を発揮して幸福な働き方を実現できている人と、そうでない人の差は、ここにあります。
【まとめ】
脳を苦痛回避系に働かせてはいけない。
失敗、挫折、衝突といったネガティブな出来事や、
悲しみ、怒りなどのネガティブな感情は、
自分の人生を不幸に陥れるダメなものではない。
ダメだと思うのは、真実ではなく自分特有の「信じ込み」である。
だからそれを自覚し、信じ込みを止める意思を持つこと。
そして、ネガティブがあるからこそ、大切なことに気づき、感じよう。
それを大切にする行動を選択することで、潜在能力が発揮されます。
それが、あなたの本当の自分らしい働き方につながります。