わかっているのにできないのはなぜか?をアドラー心理学解説(後編)
前編では、頭ではやらなければと思っているのにできないのは、
やりたくないからであり、失敗したくないという不安があるから。
それが心のブレーキ。
それを解除する方法をお伝えしたのと、それだけでは十分ではなく、
目的を明確にすることでアクセルを踏んで進んで行く、ということをお伝えしました。
前回エントリーをまだ読んでない人や、確認したい人はこちらかどうぞ。
そして最後に、どうして大切な目的を見失ってしまうのか?
それは、本当の目的が「〇〇〇〇」の中に、仕舞われているからです。
というところで終わりました。
この答え、なんだと思いましたか?
正解は、目的が「潜在意識」の中に仕舞われているから。
です。
だから本当の目的に気づくには、潜在意識にアプローチして引き出す必要があります。
コーチングセッションでは、コーチである僕がこれを上手にやって発掘するわけです。
それがプロの仕事です。
では、自分ではできないのかというと、そんなことはありません。
もちろん、プロのメンタルコーチにやってもらった方がカンタンだし早いし深いです。
自分でできる最も簡単な方法は、
紙に書くことです。
たとえば、何の制約もなかったらどうなりたいか? どうなっていることが理想か?
というような目的を書き出します。
「できるかできないか」とか「リスク」とか「可能性」は一旦置いといて、
何でもできるとしたら、という仮定で書くことが重要。
また書き出すコツは、考えないことです。
頭に思い浮かんだことをそのまま書く、洗い出すこと。
私達は普段、書くという行為は、何をどう書くか考えて「言葉を選んで」書きます。
それは顕在意識なんです。
そうではなく潜在意識にアプローチするには、考えずにそのまま書くこと。
ペンを止めないでどんどん書くことです。
書いているうちに、新たに思い浮かんできます。
それは考えているだけとは違う発想やアイディアや気づきです。
そして、出し切った!と思ったら、深呼吸や、立ち上がって伸びをしたりします。
これによって頭を切り替えます。
これはけっこう大事です。
そして、書いたことを俯瞰して眺めます。
これもとても大事です。
書きっぱなしになってしまう人が多いんですね。
それでは、せっかくやったのに気づきを得にくく、もったいないことになります。
俯瞰して客観的に見ると、大切なことに気付いたり、思考を整理することが簡単にできるわけです。
いま、頭ではわかっているのに、なかなかできていない、という人は、
コーチングを受けるか、自分で書いてみるか、ぜひやってみてください。
必ず変化を起こすことができます。
本当に自分らしいやりたいことを見つけませんか?