勝つために、弱みや欠点を受けれる。すると強みや長所が活きてくる③
①では、「受容」のお話をしました。
評価する肯定ではなく、ありのままを受け容れる受容が、成長への建設的な一歩に大切だということ。
②では、強みを知る簡単な方法は、人から褒められたことを素直に受け取ることであり、
褒められたことは真実である、ということをお伝えしました。
今日はさらに、自分の強みや長所を、もっと鋭く簡単に知ることができる方法をお伝えします。
あ、ちなみに、このテーマはもともとは、良いも悪いも受容することの重要性を最初は伝えていたのですが、
書いているうちに、「強みや長所を知る方法」にテーマが変わっております。
まあ、いっか。ということで。
もっと、自分の強みや長所を、鋭く、簡単に知る方法。
結論から言います。
『人に訊く』です。
「俺の(私の)、いいところってどこだと思う?」
と、単刀直入に訊くのです。
恋人に、
「ねえ、私のどこが好き?」
「え? 全部、好きだよ」
というのとは少々異なります。気を付けましょう。
普段、強みや長所を訊くってことはなかなかありませんよね。
短所や弱点を指摘されることはあっても。(しかも頼んでもないのに)
この、「強みや長所どこだと思う?」と訊く方法は、とてもお勧めです。
訊くときのポイントをいくつか説明しましょう。
【ポイント①】 自分のことが好きな人に訊く
お互いに信頼関係ができている人に訊くことをお勧めします。
自分のことを好きな人とか、仲が良い人とか、
自分らしい優れた面を知っている人に訊くのが良いです。
それでOKです。
いくら身近にいる人でも、短所や欠点ばかり見てくる人にあえて訊く必要はありません。
【ポイント②】詳しく聞いてみる
訊かれた相手もアバウトな答えを伝えるでしょうから、
「それってどんなとき?」とか、「たとえばー?」など、
どういう意味で言ってくれたのか詳しく理解すると尚良いです。
「ほー、なるほど」となります。
【ポイント③】 素直に受け取る。
これは前回お伝えした通りです。
言われたことはすべて『真実』ですから、素直に受け取るべきです。
人から言われたことに意外と感じることも多くあるでしょう。
自分ではそんなに長所に思えないということも多々あります。
しかし他者からすれば、それこそが価値なんだという証です。
自分と他人で、良いと感じていることがまったく異なるわけです。
その認識の違いに気づけることがとても大きな価値です。
これは様々なシチュエーションに効果的です。
たとえば、転職活動のとき
たとえば、スポーツチームの中で
たとえば、職場の中で
たとえば、お客様との関係で
たとえば、家庭の中で
シチュエーションの数だけ、強みや長所の側面が異なります。
僕なんかは、長所を訊いたとき「背が高い」と言われたことがあります。
(180㎝くらいあります)
「外見かよ!しかも身長って!」と、そのときちょっとショックを受けました。
だって、身長って努力して得たものじゃないじゃないですか。
もっと人間性の部分を期待してたので笑
しかしよく考えてみると、人から見たら、それも長所や魅力なわけですよね。
それも紛れもない自分の魅力のひとつなのだと、気づきがありました。
努力して得たものではなくても、神様がくれた魅力、武器なのだから、
ちゃんと生かさなくてはいけないな、と思うようになりました。
人が言ってくれたことは、あなたが言ってもらいたいことと違うかもしれません。
自分ではあまり好きではないところを言われるかもしれません。
でも、それでいいんです。
だって、あなたの強みや長所は、他の誰かのために在るものだからです。
その他の誰かが良いと言っているんだから、それ以上の価値はありません。
人が良いと言っているのに、自分では良くないと思っているのは、あなたの勝手な思い込みなわけです。
ぜひぜひ、試してみてくださいね。
訊いてみてください!