「やりたいことがわからない」という人へ、「まず目の前のことをもっとやれ」って言ってもなあ・・。
やりたいことがわからないのなら、まず目の前のことを一生懸命やれ。
そうすれば、本当にやりたいことや自分の適性や、やりがいを感じることが見えてくる。
課された目の前の仕事に懸命に取り組むこともできないで、やりたいことなんか見えてくるはずがない。
ということを言う人を見かける。
これは本当にそう。100%正しい。
頭で考えてもわかるものではないから。頭で考えると、色んなリスクやメリットや可能性や損得を考えてしまって、結局身動きが取れなくなる。
それに、本当に自分に適していることって、やってみないとわからないし、気が進まないけど渋々やってみたことが自分にめちゃくちゃ合ってた!なんてことが非常によくある。
だから、まずは目の前の仕事に全力で取り組んでみなさい。
ものすごくきれいな正論。
だけど、そう言われてそれができたら苦労しないと思うんだよね。
あと俺だったら、その正論をズバッと言う人に相談できないなあ。
その正論アドバイス、モチベーションが高い人に対しては効果的だと思います。
でも、自分が何がしたいのかわからなくてモヤモヤしていて、それがもどかしく、できればなんとかしたいと思っているんだけど、状況を打破できない人に対してこのアドバイスをしても、ほとんど効果ないと思うんですよ。
こういうことを言える人は、自分が行動できて学びを得た経験を持っている人だと思います。おそらく。
だからそれができていない人としては、ズバッと正論を言われてしまうと、目の前のことに一生懸命できない自分を嫌いになるんじゃないだろうか。
そもそも、たとえば「やりたいことがわからない」という言葉って、本当はどういう意味で言っているのかこれだけでは判断ができないのです。10人がいったら10通りの本当の意味が潜んでいるのです。
だからまずは、『やりたいことがわからない』とはどういうことなのか、具体的にする必要があるわけです。
あなたにとっての「やりたいこと」って? 「わからない」っていうのは?
もう少しだけ深く問いかけてみる。心の声に耳を傾けてみる。
そうしたら、これまでと違った声が聞こえてくるでしょう。
ちゃんとそれを聞く。受け止める。
それと、10年以上も人間をやっていれば、どんな人にでも自分の好きなこと、得意なことがあります。
やりたいことがわからないなんてことは、あり得ない。
気付いていないだけ。
モヤモヤしているということは、もうすでにエネルギーが在る証拠。
「やりたいことがわからない」=「やりたいことがない」ではないのです。
やりたいことがない人は存在しません。
どんな人の中にも必ず在ります。
在るという前提で少しだけ丁寧に掘り探れば、関心があることや、その人のやりがいが出てきます。
そのやりがいがわかれば、今の環境でどういう風に活かせるよ、将来のキャリアでこう活かせる可能性があるよ、と年配者の知見を活かしたアドバイスをすると、かみ合うと思うのです。
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