「困難を乗り越える力が弱い」転職に失敗する人の特徴(後編)
「困難を乗り越える力が弱い」転職に失敗する人の特徴(後編)
計画通りにいっているというのは、本当に良いことでしょうか?
予想外のことが起きた方がいいです。
実はそっちの方が能力が開発されるんですよ。知ってました?
才能が発揮されます。
転職に失敗したと強く後悔してしまう二つの要因。
大きく2つあると述べました。
一つ目は、自分に合わない選択をしてしまった。
ということ。
二つ目は、「困難を乗り越える力が弱い」です。
転職をするということは、
何かしら期待があるはずです。
そりゃそうですよね。
現状を変えたいから転職するわけで、
そこに期待は必ずあります。
で、無意識に未来に期待のイメージを作ります。
そのイメージと違うことが起きると、
「失敗したー」って思います。
つまり、「期待と違った」と思った時に、失敗と思って後悔するんですね。
ここで、です。
冷静に考えて見てください。
期待通りなんてこと、この世の中に、どれくらいあります?
株価だって、競馬だって、予測できるんだったらみんな大金持ちですよ。
っていうか予測できないから賭けが成り立つわけですが。
転職もおんなじですよ。
予想だにしないことは、必ず起きます。
必ずです。絶対です。100%です。
それはみんなに平等。
でね、「転職失敗した―!」って言う人は、
想定外のことを、アンラッキーと思っちゃうんですよ。
ここが分かれ目なのです。
キャリアを伸ばす人ってね、幸運の持ち主です。
ラッキーな人。
ツイてる人。
幸運な人と、不運な人。
ラッキーな人と、アンラッキーな人。
この違いは何かと言うと、認知です。
認知。
どう捉えるか、どう解釈するかということ。
想定外の困難なことが起きたときに、
せっかく転職したのに、なんでこんなことが起きるんだよおぉーー。
マジでツイてねえー。。。
失敗したわぁ。どうしよっかなぁ。
って解釈して考える人。
は、その転職を失敗したと捉え、キャリアはダウンしていきます。
僕の知っている人で、
転職した上場会社で、経営者がインサイダー事件を起こしてしまいました。
転職した人の立場からすれば、
自分になんら責任がないことであり、
何してくれてんだこの野郎!って感じですよ。
人間ですから、そのときは怒ったり落ち込んだりします。
だけど、短期間のうちに、
ん。待てよ。もしかしてチャンスかもしれないぞ・・・。
と思うようになったそうです。
こんな事態だからこそ、逆に膿を出せるぞ。
こんなピンチを経験できることは、そうそう得られるものじゃないぞ。
自分の血となり肉となる。
と思うことも可能です。
いいですか?
どんな状況でも、
人生の被害者となることを選ぶか、
人生の主人公になることを選ぶか。
人は選択可能なのです。
「失敗した」というのは、ただの主観です。
起きた出来事は、ただそれが起きたというだけのことです。
それに色を付けるのは、自分の選択なのです。
起きる出来事はほとんどコントロールできません。
ですが、起きた出来事をどう捉えるかは、自分でコントロール可能です。
むしろ、人間は楽な環境よりも、困難な環境を経験した方が、
学びも成長も得られます。
言ってることは分かるけどさー、
そんなこと思えないよーーー。
って、いま思ったのは、誰ですか。
私です。
私だって、被害者マインドになりますよ。
全然なります。拗ねたり、ムカついたりします。
人間だもの。
だけどね。それでもいいじゃないですか。
いつでもそう思わなければいけない、っていう話ではないんですよ。
「転職に失敗する人」の特徴のひとつは、困難を乗り越える力が弱い。
というお話でした。
自分はどう捉えてるか?被害者になってないかな?
と、自分の心を見てみてはいかがですか。
おすすめします。