わがままになって誰かに喜ばれる ~天職と思える本当に自分らしい仕事、働き方のつくりかた~

天職につながる仕事をしよう!『わがまま』とは夢、正直な自分。自分らしく生きて人にも喜ばれる。そんな働き方、仕事、転職を実現したい人のために贈る。元転職エージェント、アドラー流キャリアコーチ 清野裕之のブログ。

【保存版】本当に自分らしく働くために大切な20のこと

【1】将来の「ビジョン」、もしくは自分が大事にしたい「価値観」が、自分の中で明確だ
 
 仕事や働き方に不満があるとき、より良いキャリア構成は何だろうか?スキルアップは何だろうか?ということを、多くの人が考えます。そのような書籍も数多く存在します。しかし、本当に自分らしい働き方を実現するために必要な最も根底の条件は、キャリア形成の戦略でもなければ、転職のテクニックでもありません。まず最初に絶対に必要なことは、「ビジョン」と「価値観」です。あくまでも”自分にとっての”幸せとは何か、成功とは何かということを分かっていなければいけません。そしてその答えは一人ひとり違うのです。それは本には書いてありません。「どうなりたい」「何を大事にしたい」というゴールが明確だからこそ、それを実現するためのやり方(戦略)を立てることができるようになるのです。他の人が成功したやり方で、あなたが成功するとは限りません。自己啓発本をいくら本でも成功しないのです。
 ですから、本当に自分らしい働き方を実現するために、まず必ずやらなくてはいけないことは、自分のゴール=「ビジョン」と「価値観」に気づくことなのです。それが本当のスタートラインです。
 
 
2】会社や上司からの評価には、一喜一憂しない
 
 褒められることや評価や賞賛されたいという傾向が強い人は、自分らしく生きづらい生き方を選んで生きています。自分らしく生きる人生を放棄しているからです。人からの評価や褒められることを強く求めることは、自分の価値を相手に委ねてしまっていることになります。その相手の世界観の中でのみしか生きられず、その相手より自分は能力が下だと認めることになるのです。その相手に評価される、褒められるために頑張る、という形になってしまいます。そうなると、相手が褒めてくれないとその相手を憎むことになったり、自分以外に褒められる人を敵だと思うようになる、ということになるのです。
 評価という承認を求めすぎてはいけません。必要なのは「褒められる」という承認ではなく、『貢献』です。自分が会社や顧客の役に立っている、貢献しているところを見ようとし、実感を感じることです。一つの共同体の一員として、自分らしさを活かして役に立つにはどうしたら良いだろうか?すでに役に立っていることは何だろうか、と探し見つけることが、自分らしさを発揮し、幸福と成功を伸ばす秘訣なのです。
 
 
【3】一緒に働く同僚や上司は、協力し合う「仲間」だと思っている。競争相手だとか、信頼できない存在だとは思っていない
 
  アドラー心理学には、「幸福の3条件」と呼ばれる概念があります。その3条件の一つに、「他者信頼」があります。簡単に言うと、人を信頼でき仲間だと思える、ということです。いいえ、と答えたあなたは、同僚や上司が、自分を傷つける怖い存在だと思っているのかもしれません。もしそうだとしたら、自分が安心できる時間も場所も少なく、常に他者と自分を比較し、心が疲弊してしまっているのではないでしょうか。それは結果的に、人と違う自分らしさを出すことも伸ばすこともできません。
 他者信頼が高いと、他者と自分を比較して競争する必要がありませんから、ありのままの自分でいることができ、自分らしさも発揮でき、そして人と協力ができて、自分の力以上の成果を生み出せたり、チームで大きな成果を作ることができます。そして何よりも人との一体感を感じる充実感を味わうことができます。これは人間の何よりも大きな幸福感です。
 他者と自分を比べて競争するのを少し休んでみてはいかがですか。大切なことは、全体の一部を担う分業の視点を持ち、自分の役割を認識することです。そうして組織や仲間や、関わりある人達に、自分が役に立っていることを感じるようにしましょう。
 
 
【4】できなかったことや反省点ばかりを見てばかりではなく、うまくできたことや前進したこと、学べたことを見つけるようにしている
 
  物事がうまくいかないときは必ずあるものですが、いつもできない原因のみを深く考える癖がある人は、望む未来を実現しにくい思考のクセがついています。アドラー心理学では、原因は「解説」にはなるけれども、「解決」にはなりにくいと説いています。問題や課題を乗り越えるためには、自ら前へ進まなくてはいけません。しかし原因を突き詰めれば突き詰めるほど、勇気(困難を乗り越えようと湧き出る意欲)が小さくなってしまうのです。だから勇気を大きくする必要があります。それには、過去の原因よりも、未来の目的に目を向けることです。「本当はもっとどうしたかったのか」「結果からどんな学びを得て、それを次にどう活かせるか?」という『未来志向』になることで勇気が湧き出てきます。行動したくなるのです。未来を切り拓くべく前進しやすくなります。
 ただ、原因を考えてしまうのは当然ですから、それを無理やり否定する必要はありません。過去の原因を考えても良いのですが、必ず目的を見い出す未来志向に立ち返ることが大切です。目的・未来志向のもと、原因を分析することは、前向きな改善の姿勢なので勇気になります。
 
 
【5】今やっている仕事が好きで、だからやっている。
 
 心理学では一般的に、「内発的動機付け」といって、やっている作業そのものが楽しいことや、好きだからやっていることの方が、高い集中力といい結果を出すことがわかっています。ですから、自分らしい働き方の実現は、仕事が好きだと言えることが最も近道だと言えます。そのためには、「①好きなことを仕事にする」 「②仕事を好きになる」のどちらかです。いずれにしても大事なことは、自分が何が好きで何が嫌いかを明確にすることです。人間は、自分のことが理解できていないものです。好きなことで能力を発揮し結果を出すようにしたり、嫌いなことをできるだけ避けたり、嫌いな要素を理解して少しでもマシにするだけでかなりストレスが減り気持ちが楽になります。嫌いなことは嫌いなのです。それを受け容れましょう。「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、好きなことを優先して仕事に活かすことに努めることが、実は合理的なのです。
 
 
【6】自分の仕事に、「意義」を感じている
 
 「本当にこの仕事に意味があるんだろうか?」、そう思いながら1日8時間以上働き続けることは、かなりの苦痛です。精神科医のヴィクトール・E・フランクルは、人間は自分の人生や、やっていることを意味あるものにしたいという、”意味への意志”を持っていると言いました。そして、意味がないと感じた時、精神的に病み始めるとも言います。自分の仕事になんの意味があるのか、はっきりとした答えを持ち、自分の仕事に人生をかける価値があると思っている人は、そうでない人に比べて、同じ辛さに耐えることができます。
 
 
【7】今の仕事をやっているのは、自分の意志でやりたいからやっている
 
 エドワード・L・デシという心理学者は、人間はただ人からやれと言われてやることよりも、自分で考えて決めたことの方が、内発的動機付けを高めると言いました。自分の頭で考え、自分の意志で行動する、そのときに感じる気持ちの事を、”自己決定感”と言います。いかに意味のある、自分の好きな仕事であったとしても、まるで操り人形のように、上司に言われたことをいわれたままにやるだけでは、やりがいを感じることはありません。自分の頭で考えて、自分が正しいと思うやり方でやる。これも、こころを満たす働き方にとって、非常に重要なことです。
 
 
【8】今の仕事をやっているのは、自分の意志でやりたいからやっている
 
 自分らしくイキイキと愉しく充実して働いて十分な稼ぎを得ることは、現実的には一部の特別な人だけで、自分には無理だと思っている人は世の中に非常に多いです。それは、「仕事とは我慢がつきものだ」「好きなことでお金を稼ぐなんて、ごく一部の人だけができることで、かなりのリスクが伴う」という既成概念を持っています。たしかに努力は必要です。しかし、サラリーマンの世界でも出世したり、成果を上げ続けることは同様の努力が必要なんです。
 また、無理だと思う人は、本当に真剣には考えていないことがほとんどです。つまり、実は何も具体性がない状態で、無理だと思い込んでいる状態なんです。
 なので、できるかできないかの可能性は一旦置いておいて、本当はどうなっていたいのか?何を大事にしたいのか?という自分だけの素直でわがままなビジョンとこだわりを描くことが大切なことです。どうしたいのかを具体的に知りましょう。この夢のようなビジョンは、そのまま叶えても良いですが、規模や形を変えて叶えても良いのです。大切なのは自分の価値観、こだわりを叶えることだからです。ビジョンはその手段だからです。そうすると、決して不可能ではないわけですね。お金を得るということは、ビジネスモデルの構築の問題です。何事もそうですが、成功するための必須条件は「始めること」と「続けること」ですから、本当にやりたいことで、実現可能なやり方を構築する、という極々シンプルな考え方で、夢は叶えることができます。
 
 
【9】上司から納得のいかない命令を受けたときでも、あくまでも自分で考えて自分の責任で判断する。本音は違うけど従う、ということはしない
 
 スタンレー・ミルグラム服従実験というものが行われました。「これは罰による学習効果を測る実験です。教師役のあなたは生徒役に問題を出し、もし生徒が間違った解答をしたら、罰として電気ショックを与えてください」。「権威によって他人の体に危害を加えるよう指示されたとき、一体人々はどうふるまうか?」を調査する実験が行われました。問題を間違えた生徒役に対し、先生役の人は、電流を流します。生徒役は実はサクラで、電流も流れていません。生徒はわざと間違えていき、徐々に電流が大きくなっていき絶叫していきますが、最後は330Vになり無反応になってしまいます。多くの被験者は生徒がうめき声をあげ始めた辺りから、実験の遂行に迷いを見せるが・・・。このときの被験者は40人。なんとその62.5%にあたる25人の被験者が、度重なる電気ショックでほとんど無反応になった「生徒」に対し、最大電圧である450Vまでボタンを押したのである。その他の被験者も、300V以前で中止まで至ったものはいなかったという。ミルグラムは、実験報告にこう記しています。「ヒトは権威に命じられると(そして責任を取らなくていいと保証されると)どんな残虐行為に対しても葛藤やストレスを無視できる」。当初の予想では、いくら権威に指示をされても、先生役は強い電撃を与えるはずがない。参加者は自分の良心で判断して、電撃を与えるのをやめるはずだ」と多くの学者が予想していました。
 気づかないうちに自分の頭で判断するのをやめて、権威の言いなりになっていることが恐ろしいことなのです。このミルグラムの実験と同じことが、僕たちにも言えると思います。僕たちは自分で気づかないうちに、何かの権威に流されるまま、仕事や人生を決めていないでしょうか?特に僕たち日本人は、「世間の常識」という権威の言いなりになりやすいように感じます。世間の常識、当たり前、親、先生、サラリーマン、出世など。大切なのは、何が正しいのか常に自分の頭で考えること。そしてその「自分の頭で考えた正しいこと」に従い、仕事、人生を決める。そうでなければ、納得できる仕事なんて見つかるはずがありません。仕事を決めるというのは、ある意味、人生を決めること。自分の頭で考えた選択でないと、いい人生になるわけがないのです。」
 ミルグラム服従実験について詳しくはこちらをご覧ください→http://sirabee.com/2016/02/27/87687/
 
 
【10】基本的にどんなときにも自分に自信を持っている。
 
 人は、自分に対する高い自己評価、つまり自分に自信がないとなかなか挑戦を起こせないものです。自信がないとき、できない理由を探し出して、正当化しようとします。しかし、自信というものは根拠のない不確かなものなんです。とある実験で、ニセの知能テストで成績のいいグループと成績の悪いグループを作ったところ、成績のいいグループの人の方が積極的にチャレンジするという結果になりました。ニセのテスト結果にも関わらずです。つまり、実績やスキルなどは関係ないということです。自信があるときでも、ないときでも、行動してみたらうまくいく可能性は変わらないということなのです。
 すべての人が、失敗の経験があり、難しい、だからダメなんだと言わた経験を持っています。それと同時に、すべての人が、多くの成功の経験があり、大丈夫だ、できるよ、と言われた経験も持っています。どっちも本当なのです。しかし、挑戦しないための都合よい部分しか見ようとしない人がたくさんいます。それでは自信が持てないのは当然です。自信が”ない”のではなく、”見ようとしていない”のです。自分らしさや、自分の力をしっかりと見ようとする勇気を持つことをしてください。また、あなたを応援してくれない人もいるはずです。信じてくれない人とは距離を置いて良いのです。挑戦や成功を後押ししてくれる人を見つけてください。
 
 
【11】人から感謝されたり、ほめられたりしたときに、「いえいえ」とか「そんなことありませんよ」とは言わず、「ありがとうございます」と返し、否定せずに受け入れている
 
 自分で自分を大切にしてください。自分を卑下してはいけません。他の誰でもない、自分で自分の価値を低くするのをやめて欲しいと思います。あなたが誰かに貢献した、役に立ったときに感謝をされているのですから。ほめられることは、あなたの中にその要素が少しでも有るからこそ言われるのです。そんなものが自分の中には無いという思い込みがあるから、素直に受け取れない。自分で自分の良さを認めてはいけない、素直に喜んではいけない、という思い込みがあるから、素直に受け取らないのです。受け取りを拒否して、「無い」ことにしていまう。ほめられたときは「ありがとう」と言って素直に受け取りましょう。もしあなたを軽んじたり過小評価する人があたら、その声に自信を無くす必要もありません。その人は、自分らしく生きる勇気を自らが失っている人だからです。自分の本当にやりたいことに挑戦することに反対する人の声に、負けてはいけません。
 
 
【12】「不安」などネガティブな感情を、存在を認め、目を背けずに見て受け止めるようにしている
 
  不安がない人はいません。誰にでもあるものなのです。大切なことはその「扱い方」です。
不安はあなたの一部。あなた自身であり、あなたを守ろうとしているものです。だから、邪魔者扱いしたり、叩きのめそうとする必要はありません。不安はあなたを助けようとしているからです。だから見ないふりをするよりも、正面から見て対話することが大切なんです。不安を乗り越えて望む未来へ踏み出せることが自分らしい働き方の実現へ必要なことですが、そうするためにまず必要なことは、不安の存在を認めることなんです。認めるから、理解することができるわけです。見ないふりをしていては、よくわからないモノのままですが、存在を認め受け容れると、どんなモノなのか解かって来ます。そうすると、思い込みや誤解に気づき、共生ができるようになってきます。そうして不安を具体的にしてみると、不安の霧は晴れていきます。そうなると、一歩前に踏み出しやすくなり、自分らしい働き方へ近づくことができるのです。
 
 
【13】常に自分の興味関心を大事に、学んだり体験したりしている
 
  あなたが興味関心を持つことこそが、あなたらしさそのものです。自己成長に直結する学びです。人生の最大の喜びでもあります。しかし興味関心というアンテナは、立てていないと錆びてしまうものです。一番大切なことは、常に新しいことを学ぶ機会を得ることです。仕事や転職などはその手段とも言えます。そしてその学びの結果が、仕事や転職にプラスをもたらるという好循環にもなるのです。今の仕事で学びが止まってら、別の仕事の探しどきです。
 
 
【14】社内の人とばかり飲みに行ったり、決まった人とばかり会ったり、決まった場所ばかり行く、などということは避けるようにし、新しい出会いや体験、経験を作っている
 
  同僚など決まった人とだけしか話さないことが続くと、視野が狭くなり、考え方が硬直してしまいます。いつのまにか非常に狭い世界の価値観に支配されることになりがちです。そうなるとその世界の中だけの常識でしか考えられなくなったり、外の世界に出ることを極度に不安に感じたりするようになる恐れがあります。自分らしさを発揮することから離れていく生き方です。だから、意識して居心地のいい場所から出るようにしましょう。いつもと違うカフェを選んだり、初対面の人と会ったり、行ったことがない場所へ出かけたり、小さな行動を起こしてみることです。そうすると必ず新しい発見、素晴らしい出会いがあり、感性が開きます。人生が変わる出来事に遭遇することさえあります。たとえすべてが順調でも、同じことばかりしていては、世界は広がらないのです。居心地のいい場所から踏み出す努力をし、自分の世界を広げましょう。年代、性別、業界、職種、育った環境、異なる価値観、国籍が異なる人と話すことは、あなたの世界観を広げ、感性を刺激し、人生を豊かにし、新しいアイディや発想の源になります。人生を豊かに色づける最高にワクワクする喜びや感動は、外の世界にあるからです。
 
 
【15】決めつけず、判断せず、ただ話を聞き、あなたが自分で答えを見つけるのを手伝ってくれる人がいる
 
  あなたの知人の親切な人は、あなたの失敗を未然に防ごうと、どうするべきか、どうするべきではないか、答えを教えてくれようとします。しかし、自分で決めて行動した結果は、たとえ失敗であっても人を大きく成長させる教訓となります。それはときには成功よりもです。どうするべきか人から教えてもらう、こういった過度な依存は、実際にあなた自身の学びや成長を遅らせてしまう恐れがあります。優秀なマネージャーは、自ら考え決定し、結果を受け容れる重要性と成長の効果の大きさをを理解しています。またその専門的なスキルがコーチングであり、専門家がコーチです。
 
 
【16】自分がやりたいことと担当する業務が違うと感じても、自分にとっての意味やメリットを見い出そうとしている
 
  自分の価値観と、会社の価値観(上司や経営者の価値観)が合わないことに悩んでいる人も多くいます。その場合、多くの人はパフォーマンスを十分に発揮できていないと思います。しかし、だからと言って自分らしく働くことができないことに直結するとは限りません。価値観が合わなくても、自分らしさを発揮し充実した働き方を実現する人もいます。価値観が交わらないことに着目することで、自分らしく働けていない理由を作り出したいのです。会社や上司を合わないと感じるようになる前から、自分らしさを損ない始めていたはずです。
 合わない部分があるという事実を受け止めつつ、合う部分を見つけて自分の利益とつなげる方向に意識をシフトすることができます。自分の適性を見極め自分で出来得ることで、組織へ最大限の貢献をすること。そしてその結果として自らの利益を創出するという道を作ることも可能です。
 
 
【17】自分の健康を削って、会社や仕事に尽くすべきではないと自覚し、できないことは意思を持って拒否できる
 
  仕事や会社の精神的ストレスが原因で体を壊し、死亡または自殺した人の数は、年間で数千人に上ります。仕事のためなら命を落とすことは良いことでしょうか?それは望む幸せな自分らしい人生でしょうか?新入社員であろうが誰であろうが、会社員や社会人である前に、人間としての権限を持っていることを知らなくてはいけません。自らの人生の選択は、自らによってのみ決定することができます(アドラーの自己決定性)。あなたは、どこでその個人の権限を行使し、自分の健康や長期的なキャリア、利益、幸せな人生を守るべきか、考えなくてはなりません。あなたのその権限を上司に委ねて放棄し、仕事であなたの人生を台無しにするべきではありません。たとえ給料をもらって仕事をしていても、あなたに権限がないということでは決してないことを知ってください。
 
 
【18】働くうえで最も優先していることは、自分の「幸せ」だ
 
 幸福こそが自分が目指すゴールであり、あなたが生きる意味です。そして、幸福は偶然訪れるものではありません。幸せになるにはスキルがあり、皆が学ぶことができます。何よりも大きな価値あることは、自分の幸せを優先するということを意識的に決断をすることです。アドラーは、幸福の条件を3つに集約しています。
 1.自分が好きであること
 2.人が好きであること。信頼できる仲間を持つこと
 3.自分は役に立っているという実感を持つこと
 
 自分で自分が好きになれる仕事をしていますか?
 信頼できる仲間だと言える上司や同僚はいますか?
 自分の力を使って、会社や顧客の役立てていますか?
 
 
【19】いつでもチャンスが来ても良いように、心構えをしている
 
  成功した人や、自分の人生の主人公として生き人生を愉しんでいる人が、そうできた理由を、準備やお金や年齢が十分だったと言っているのを、聞いたことがありません。むしろ、「最初は何もないところから始めた」という話の方が圧倒的に多く聞きます。知識、経験、お金、タイミング、年齢といった要素は、挑戦することが不安で、それから逃げる言い訳です。同じ条件で、もしくはもっと悪い条件の中で挑戦した人がいるはずです。そういった条件は成功に必要な必須要素ではないという証です。できない理由を言うよりも、自分は本当はどうなりたいのか、どうしたいのかについて、もっと真剣に考えましょう。言い訳をする人は、望む未来について”真剣に”考えていないはずです。そうすれば、今度はできる理由が見つかるようになります。ただし、たしかに一番適しているタイミングというのはあります。それは決断したときです。そして、必ずしも大きく何かを変える必要はありません。少しの変化を作ることから始めれば良いのです。
 
 
【20】人生の終わりを意識している
 
  将来夢を追いかけるつもりだけど、今は好きでもないことを一生懸命にやっているという人をよく見かけます。夢だけはありません。自分が大切にしたい価値観やライフスタイルとは違う毎日にも関わらず、「いつかは」、「まだ今じゃない」と言うことは、自分の人生を犠牲にしています。あっという間に何年も経ち今度は、「もうそんな歳じゃない」と言うようになるでしょう。失敗する不安、貧乏になる不安、人に馬鹿にされる不安、きつい努力をする不安に負けています。しかし気づいて欲しいのです。その不安はすべて不確かなものだということを。そして、確実なことも一つあります。あなたは必ず死にます。タイムリミットがあるということです。それも遠い先とは限らず、想像できる範囲内の未来にです。「いつかやりたい」よりも先に、「いつか死ぬ」可能性も十分にあります。不確かなことと、確かなことを明確に分けましょう。人生でコントロールできることと、できないことを知る勇気を持ちましょう。そして、すぐにあなたができることを見る勇気を持ち、小さな一歩で良いので踏み出す勇気を持ちましょう。いま、夢に向かって踏み出せば、自分の人生がどれほど違ったものになるか想像してみてください。
 
 
 
 
 
いかがでしたか?あなたはどんなことを考えましたか?どんな感情を抱きましたか?
完璧である必要は決してありません。あなたが大切だと感じたことを、何かやってみてください。
ほんの小さなことで構いません。必要なのは知識でもテクニックでもありません。少しの勇気です。
そしてあなたは既に勇気を持っています。だからできるはずです。今日から変われる力を持っています。
 
 
清野 裕之