3種類に分かれる仕事のタイプ、あなたはどれですか?(前編)
極端にいうと、
いきいきと幸せに働いてる人もいれば、
死んだ魚の眼をして働いている人がいます。
この違いって何だと思いますか?
その答えになる理論があるんですよ!
今日はそれを知ってもらいたいので、ご紹介します。
あなた自身の働き方は、どれになっていますか!?
社会学者のロバート・ベラーによると、仕事の種類は3種類あるといいます。
一つめは、「ジョブ」
二つめは、「キャリア」
三つめは、「コーリング」
この3つに分けています。
「ジョブ」とは、仕事は単なるお金を稼ぐ手段という捉え方です。
だから、短い時間や楽な労力で、できるだけ多くのお金を得られることが、良いということになります。
お金があるなら、働かないという風にもなりますね。
僕が過去コーチングで、「何でもできるとしたら、どうなりたいですか?」と質問すると、
「ハワイに行ってずっと仕事したくないです」
って言う人が何人かいましたが、そういう人はきっと「ジョブ」な仕事をしてきた人ですね。
では「キャリア」とは何でしょうか?
「キャリア」は、仕事をすることによってお金以外の価値を感じている捉え方です。
具体的には、出世、名声、競争に勝つこと、年収が増えることなどといったことを目的とします。
トップセールスになる!
35歳までに年収1000万円になる!
私の力で絶対契約取ってやる!
会社を上場させたい!
というモチベーション高い人も多くいますね。
こういう人達はやっぱり仕事がデキる人達です。
でもこういう人って、リーダーとしては苦労することが多いように見えます。
だって、その人の野心のために下の人間は頑張らないですから。
ところで、「ジョブ」と「キャリア」、どっちが幸せな生き方ですかね?
どっちの方が自分らしい働き方を実践していると思いますか?
僕個人としてはどちらかと言えば「キャリア」の方が好きです。
会社員のときは「キャリア」色が強かったですし、今も他人と自分を比較したり、お金持ちに憧れる気持ちもあります。
でも、「ジョブ」の方が良いという人もいるでしょうね。
仕事に生きるなんてつまらない人生だ、って。
どっちが正解ということはありません。
では最後に「コーリング」とはどんな仕事でしょう?
「コーリング」とは、仕事そのものが生きる目的である、という捉え方です。
自分の仕事は意義のあることだと感じていて、仕事に愛を感じていて、社会や世の中や他者に貢献していると感じています。
現代の仕事、働き方は、この「コーリング」が感じづらい世の中です。
工業化によって、大量生産、合理化、利益の最大化を追求することが正義となり、個々人の仕事は小さな歯車の一部に感じてしまいます。
競争に勝つことが優秀さの指標であり、負けないこと、勝つとことが仕事の目的となる。しかも勝つと気持ちがいい。
会社の経営者も、競争心を煽ったマネジメントをすることが多いです。
(僕は、以前働いていた会社で社長からいつも「一番になれ!」って言われてましたけど、あまりモチベートできなかったし、一番になっても喜びは一瞬でした。期待してくれていたから、そう叱咤してくれたんでしょうが。その社長に、「何のためにそんなに利益を上げるんですか?」と質問したことがあります。すると「そんなこと言われても困る。当たり前のことだ」と返されました。バリバリ、キャリアな仕事だと今は思います)
競争が苦手な人は、レースに参加することを避けるようになります。
でも生活のためには働いてお金を得ないといけない。
だから働く。
でも無理に頑張りたくはない(競争したくない)。
こうして、「ジョブ」や「キャリア」の人が多くを占めています。
でもね。なんか違うんじゃない?
って思うんですよ。
高いキャリア形成している人とコーチングさせてもらっても、
自分らしい働き方講座に来てくれる人と話してもね、
どっちも、そんなに幸せそうじゃないんですよね。
競争に勝つことを頑張ってきた人は、
勝ってもその喜びは間もなく冷めて、
また勝たなきゃいけないって不安が襲ってきます。
ずーっと勝ち続けなきゃいけない。
勝つために頑張り続けないといけない。
まわりは競争相手だから信じれなくなってくる。
そんな働き方、疲れちゃうんですよ。
ずっとなんかできないでしょ?
楽しくないよね。
「ジョブ」は「ジョブ」で、楽しくない。
早く仕事の時間終わらないかなあ。
早く週末にならないかなあ。
ああ月曜日になっちゃう。
っていう無限ループ。
人生楽しくないでしょ?
残念ながらこういう人がとても多いのが、現代の日本だと思います。
あなたはどうですか?
「ジョブ」タイプですか?
「キャリア」タイプですか?
それとも「コーリング」タイプだと感じますか?
僕は、「コーリング」の仕事が幸福な人生につながると考えています。
誤解されやすいのは、仕事そのものが人生の目的なんて言っても、何も壮大なこととは限りません。
むしろ、実はささいなことに生きがいを感じることの方が多いかもしれません。
そもそも、「ジョブ」や「キャリア」の人は、「コーリング」の働き方があるということを知らないんじゃなかと思います。知らないから、実現できないのです。
「コーリング」という仕事、働き方は、どういったことなのか?
「コーリング」の働き方だと、どう変わるのか?
次回詳しく語りますね。
お楽しみに。