面接に落ちてへこみ、転職活動が進まない人へ（前編） - 【アドラー心理学×潜在意識コーチング】本当にやりたいことの見つけ方

面接に受からないことが続いて、へこんで、

応募することや面接を受けることが停滞してしまうことがあります。

こんなとき、どうすれば良いか？

アドラー心理学の中核概念である、「目的論」と「認知論」がとても役立ちます。

まずは目的論から。

面接に落ちるから、へこんで転職活動が停滞する。

一見正しい理屈ですが、アドラーの考え方は違います。

面接に落ちたから、へこんで転職活動が停滞したのではなく、

転職活動を停滞させるために、へこむという感情を自ら作り出している

と考えます。

真逆ですね。

だって、面接に何回落ちようが、落ち込まない人は落ち込まないわけですから。

1社落ちてへこむ人もいれば、10社落ちてへこむ人もいれば、

きっと100社落ちてもへこまない人もいるわけです。

感情は自分で選んでいるんです。

選んで感情を作り出しています。

どういうことかと言うと、

「落ちて、傷つきたくない」

「自尊心を傷つけられたくない」

「チャレンジして自分の理想が打ち壊されることが怖い｣

といったことを回避するために（目的）転職活動を進めることを

ストップするための感情（へこむ）を作り出している

ということが推察されます。

これが、目的論の考え方です。

もちろん無意識です。

だけど、無意識とはいえ自分で選んでいるわけですから、

違う選択を選ぶことも可能なわけです。

では、どうすれば違う選択を選ぶことができるのか。

一つの方法は、意識的に目的を変えること。

『傷つかない』という目的ではなく、『喜びを得る』という目的を持つことです。

「面接に受かりたい」

「本当に納得できる転職がしたい」

「自分らしく働ける仕事を得たい」

等々、どうなったら嬉しいのかを考えるんです。

人の意識は、同時に二つに向くことはできません。

一つの方向のみです。

だから、『傷つかない』ということに意識が向いているうちは、

『喜びを得る』ことに意識が向きません

ですからまずは、『傷つかない』ということに意識が向いていたことに、

自分で気が付くことが大切です。自覚することです。

自覚ができれば修正ができるようになります。

多くの人が、自分の喜びってなんだか考えていません。

考えなければわからないわけです。

だから、自分がどうありたいのか？どうなりたいのか？どうなればいいのか？

と真剣に考えてみてください。

ちなみに、真剣に考えた結果、わからなくてもいいんです。

もちろんわかった方が良いです。

しかし、わからなくてもOKです。それでも効果は大です。

「わからない」という状態を作ることで、脳がアンテナを立てるようになるからです。

そのアンテナが24時間電波を発し、意識していなくても、

ふとしたときに答えが降りて来たり、ちょっとした情報をキャッチして

答えを導いたりしてくれます。

疑問を持たなければ、アンテナさえ立たないので、答えを導くことができないのです。

だから、わからなくてもいいから、

傷つかないのではなく、

どうありたいのかを考えてみてください。

それだけで、未来が変わりますから。

とはいえ、面接に落ちてへこむのは普通のことです。僕だってきっと落ち込みます。

勘違いして欲しくないのは、それでいいんです。

そんな自分は、決してダメではありません。

責めないでくださいね。誰だって、傷つきたくないし、傷つくのは怖いですから。

その弱さを認められてから、人は勇気を持つことができるんです。

目的を変えるもう一つの方法は、認知論です。

これはまた次回。

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