スキル経験不足で転職が難しい人へ、僕がした提案とは。
転職活動を動いてみたけ。
具体的には人材紹介会社に登録して何社か応募してみたけど、
結果はうまくいかない。
書類選考が通らない、
たまに面接に通ったとしても受からない。
そんなこんなで、活動が止まってしまった・・・。
みたいなことって、よくある話です。
このような状況にある人に、先日とある提案をしました。
そのお人は30歳過ぎだったと思います。
スキルや経験値が高いほうではなく、それがネックで、
行きたいと思える『安定企業』への転職が難しいと本人は感じています。
それで意欲が減退してしまった様子。
安定企業、優良企業は、そりゃ入るのは多少ハードルが上がります。
なので、僕は、「あえて妥協して転職したらどうですか?」という提案をしました。
「そして2~3年後に、もう一度転職をして、理想に近い環境を得るのはどうですか?」と。
年齢に応じたスキル・経験が足りないことがボトルネックで
納得いく転職ができないという状況であれば、
今のままいても事態は好転しません。(今の会社にいてもスキル・経験が高まらないという前提です)
であれば、今よりはマシな会社に転職して、スキル・経験を積んで
2年か3年後に、理想に近い会社にステップアップするという戦略です。
「2~3年で転職することを前提にするなんて、けしからん!」
という声が聞こえてきそうですが、ハッキリ言って時代錯誤です。
もはやそんな時代ではありません。
会社を頼りになんかできないし、自分のキャリアも安定もお金も幸せも、
自分で作っていかなくてはいけません。
その代わり、しっかりとその会社に貢献しなくてはいけません。
その方から、
「あえて社数を増やすんですね?」と言われました。
経験社数が増えることを恐れる人が多いですが、
それはたしかにリスクだけど、致命的なリスクではありません。
それよりも、スキル経験を積めない今の環境で1年、2年と
時間を過ごし歳をとってしまう方が、恐ろしいリスクです。
転職する際に重要なことは、自分が優先したい条件を明確化すること。
そしてさらに、順位付けすることです。
多くの人が、これができていない。
だから、動けない、選べない、迷う、失敗するんです。
妥協すると言っても、「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び」という苦しいイメージを持つのは間違いです。
理想の100点ではないとしても、今よりも点数が良い会社へ転職することは、難しいことではないはずです。
そのために、自分が大切にしたい条件は何で、どれが一番か、ということを整理する必要があるんです。
転職がうまくいかない人、というか、転職でキャリアがうまくいかない人と、うまくいく伸びる人の最大の違いは、
転職に対するイメージの差です。
転職に対して『怖い』イメージを持っている人と、『良い』イメージを持っている人に分かれます。
怖いイメージは、「苦しみを避けたい」が目的となっています。
苦しみを避けることが目的ということは、苦しみを避けるだけで、成功や幸福を得ていないんです。
だから、『苦しみを避けたい』を目的にしてはいけません。
そうではなく、『喜びを得たい』を目的にするんです。
喜びを得ることを目的にシフトする方法は、
自分が何を欲しくて、何が一番か、二番か、三番か、
ということを明確化するということにつながるんです。
今は転職しやすい環境です。求人が多く、求職者が少ないバランスですから。
だからこの人の場合は、いま動くべき。将来への投資をすべき。
というのが、僕の助言です。
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