心の苦痛を避ける消去法で考えていると、失敗する転職になる。
「仕事したくないんだと思います・・。宝くじに当たってずっとボーっとしていたい。」
転職成功コンサルのセッションで、クライアントさんが口にした言葉です。
この言葉を言っていたとき、気持ちは停滞し、とても沈んだ表情でした。
が、この約1時間後にはめちゃくちゃ明るい表情で
「スッキリしました！やってみます！」と言ってくれました。
本当にいい転職をするために、その理由がとても大切で、
すべての人が知っておくべきことなので、共有します。
そのクライアントさんは、過去に嫌な体験をし心が疲弊していました。
〇〇は避けたい、
やりたくない、
したくない、
という、過去に味わった苦しみを避けたいという意識が強い。
過去の経験からすれば、当然です。
ただ、こうして消去法で会社や仕事を選ぶと、しっくり来なくなります。
失敗するリスクがグンと高くなります。
リスクを避けることばかりに目が行くと、自分の喜びのイメージを見失ってしまうためです。
苦しみを回避したいという意識が強いということは、
苦しみのリスクを見つけようとする色眼鏡がかかり、
リスクばかり見つけてしまうようになります。
やる気が沸かない、行動できないという状況は、苦しみを味わないという
目的を達成している状態なのです。
そんな不安はないから大丈夫だよ、と人からアドバイスされたとしても、
また新しい不安を見つけ出すという無限ループに陥ってしまうパターンです。
不安のもとを究明するよりも、目的の焦点が誤っていることが問題です。
「苦しみを避ける」ことではなく、「喜びを得る」ことに目的の焦点をシフトするのです。
ですが、苦しみを味わう不安に意識が行ってしまうのは心のクセです。
自分が本当に喜びを得る仕事や働き方はなにか？と考えても、簡単にはわかりません。
メンタルコーチングの技術では、やり方のコツがあります。
苦しみや不安にフォーカスするんです。
先程、苦しみに意識をあてるべきではないと言ったばかりです。
矛盾していると感じますか？
ここで必要なことは、価値観を知ることです。
価値観とは、大切にしたいことや、こだわりたいことです。
この価値観は、過去の体験の中にあります。
良かった体験も悪かった体験も両方です。
過去の嫌だった体験、苦しみを感じた体験が根強く残っているのであれば、
そのマイナスの体験をもっと具体的に掘り下げることをします。
そうすることで、それの何が嫌だったのか？本当は何を大切にしたかったのか？
ということが抽出できるんです。
だから、過去のマイナスの体験は宝物が埋まっている場所ということなんです。
普通は、目をそらしたくなる場所なので、いつまで経っても価値観という宝物が見つからない。
過去のマイナス体験を話ながら、具体的に詳細を僕に解きほぐされていき、
自分の価値観に気づいた瞬間、クライアントさんは、
自分で言って、自分でハッとした顔に変わります。
メンタルコーチングをやっていて、これが結構快感なんです。笑
これが、1時間で沈んだ表情とモチベーションが、明るい表情でワクワクしモチベーションが上がったプロセスです。
そしてその延長上に必ず成功はあります。
意識が苦しみを避けることにフォーカスされていると、創造性が落ちる。
道を切り拓くことはできません。
自分の喜びにフォーカスすると、ワクワクして創造力が沸き立つ。
自分の人生の道は自分で作るという意欲が自然と沸き、道が切り拓かれるのです。
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そうだったのか！！！！
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