職務経歴書の書き方マニュアルを読んでも、薄っぺらさは解消しない
先日、「職務経歴書が薄っぺらくなってしまう」という相談を受けました。
若くて優秀な方なんだけど、読むとたしかにものたりないというか、パンチが足りない感じ。
『職務経歴書の書き方』というマニュアルを読んでも、これは解決しません。
職務経歴書は、真面目に自分の経験を広く網羅しようとすると、薄っぺらいものになってしまいます。
幅広い人に理解してもらえるもらいたいと、真面目に一生懸命考えてしまいがちなところが、実は落とし穴。
多くの人が、汎用的な職務経歴書を数打ちゃ当たるで出すもんだから、
現場では、はっきり言って採用担当側は辟易しています。
だってどんな人なのかわかんないんだもん。
ほとんどが流し読みですよ。
会社側にやる気がないわけではなく(一部あるけど)、本当はもっとアピールして欲しがっているんです!
僕が人材紹介会社で働いていたときに一番有効だったのは、僕がその人をよく理解して、強みと特徴を推薦文に書き、口頭でもお薦めしてました。企業側とも信頼関係ができていれば、ほぼ100%面接依頼をもらえます。
人材紹介会社を利用するなら、こういう使い方が理想だと思います。信頼できるコンサルタントをつかまえること。
ただ、すべてがそうもいかないので、やはり良い職務経歴書を作ることは必要です。
最も気を付けなければいけないことは、
相手が欲しい情報を伝えることです。
要らない情報をできるだけ省くのです。
有効な情報を鋭く表現すること。
では、何が必要で有効なのか?また、どう鋭くすれば良いのか?
それには、理想の会社を想定することです。
超超具体的に、理想の会社を想定します。「具体的に」というところが大事。
ビジョン、商品、社歴、文化、社員数、成長フェーズ、募集背景、社内リソース、採用に関わる人、こだわり、競合、などなど。
ここまで絞りに絞って具体的にすると、相手が何を求めているのかが浮き彫りになり、伝えるべきことが明確になるわけです。そしてどのように伝えたら響くのかも断然わかりやすくなります。
これで出てきた表現はあなたらしさを鋭く表しています。それは他の会社には使えないということは決してなく、他の会社にもめっちゃ響きます。
だからまずは、自分が入りたい理想の会社を具体的に書き出してみましょう。
そしてその相手の立場を想像してください。
これをやっている人はほとんどいないはず。
書くのこと内容が絶対に変わります。
自分らしい働き方を実現する メンタルコーチングのご案内お申し込み・お問い合わせフォーム